タッチラグビーを楽しもう

 

社団法人ジャパンタッチラグビー協会 理事長 口元 周策

 

 タッチラグビーとは新しい言葉である。それもそのはず、1988年6月に「早稲田タッチラグビー」として、所沢キャンパスにおいて生まれたばかりなのである。

 元はというと、オーストラリア、ニュージーランドというラグビー王国において、リーグラグビーのウォーミングアップに行われていたものが、6年ほど前にオーストラリアでフィットネスの一環として、国からの援助金を受け、ルール化とともに協会が設立された。その後、急速に普及し、現在ではオーストラリア第一のスポーツ人口を誇るに至った。その秘密は、一口で言えば、”万能スポーツ”ということだろう。

 小学生から大人まで、男女を問わず、場所・人数等もあまり制限されることなく、ボール(ラグビーボールより二回り小さく軽い)1つあれば気軽に楽しめるスポーツであるのも特長の一つである。さらに、学校教育、社会教育、生涯スポーツとしてもそれぞれ楽しめる怪我の少ないスポーツであるのも特長の一つである。日本にお知恵も近い将来、全国に広まることだろうと予測している。現在も北海道から沖縄まで、約7、80か所からの問い合わがあり、普及に大忙しである。

 先日、7月16日に早稲田大学所沢キャンパスにおいて、雨にもかかわらず約30チームが第1回早稲田タッチラグビー選手権に参加した。第1回大会の優勝チームは、早大ラグビー部Aで、ラグビーの全日本メンバーでもある堀越ほか郷田、堀越(弟)等の活躍で面目を保った。エキシビションでは、小学生選抜チームがオーバー40男女ミックスチームに勝利し、大喝采を浴びた。

 現在、国際タッチ連盟にはオーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、カナダ、日本ほか数カ国しか加盟していないが、イギリス、フランス等も加盟の予定である。このような中で、日本の世界一も夢ではない。体格に関係なく、日本人の器用さが生かせ、ラグビーや他のスポーツのうっぷんを晴らせるものと期待してやまない。

 早稲田タッチラグビー倶楽部の現状は、所沢、狭山・入間稲門会(早稲田大学卒業生の会)の後援のもと、約100人程の会員で構成している。月の第1、第2、第3日曜日の午前10時~11時半が子供の時間で11時半から大人の試合が始まり、12時で終わる。創設当初は子ども役50人ほどで付き添いの親は芝生に座ってみていたが、そのうち、親も面白そうだとプレーに参加するようになり、今では親の方が熱心に通ってくる。

 タッチラグビーの効果を聞いてみると、子どもの方は元気な声が出るようになってきた、日曜日自分から起きるようになった、喘息の発作が減り学校を休まなくなった、雨の日でも外で遊べる等々で、大人の方は、肩こりが治った、前日のある刻子を控えるようになった、体の中のある刻子が一斉に出ていくようだ、ゴルフのボールが飛ぶようになった等々で、また共通していることは、家族で一緒に遊べる、共通の話題ができた、早起きになった等々である。またなんといっても最高なのは、人間科学部キャンパスの緑に囲まれた芝のグランドで汗をかく爽快さと開放感が味わえることであろう。

このようなニュースポーツを皆様もぜひ一度やってみませんか。ボール1つあればTシャツ、短パンで、準備体操して、さあプレイ開始。

ジャパンタッチ協会2005年3月発行「ジャパンタッチ協会15年史」より引用

©早稲田タッチラグビークラブ 公式ホームページ